お疲れ様です!
今回ブログを担当させていただきます。
サークルテクノス 合田です。今回はお客様から塩ビ管は知っているけど用途の違いがわからないと良く聞きますのでブログにて書きたいと思います。
塩ビ管は、給水や排水もふくめ建築物や施設の配管工事で幅広く使用されています。
その中でも、VU管とVP管という2つの主要な種類があります。
それぞれの特徴と、耐用年数について詳しく解説します。
1. VU管の特徴
VU管は、肉厚が比較的薄い特徴があります。主に水や空気、ケーブルなどを通す排水や通気、配線用途に使用されます。軽量で加工しやすいのが特徴ですが、圧力には弱いというデメリットもあります。低層住宅の排水管や埋設管に適しており、圧力が0.6Mpa以下の状況で使用されます。
2. VP管の特徴
VP管は、VU管よりも肉厚が厚い特徴があります。VP管には、耐火VP管、HI管(HIVP管)、HT管(HTVP管)などの種類があります。普通のVP管は、建築物の給水配管などの圧力がかかる配管に使用されます。そのほか、排水や通気配管などにも利用されます。
3. VP管の種類と適用
- 耐火VP管:防火区画を貫通する部分に使用され、火災時に熱で膨張して穴を埋める特性を持つ。
- HI管(HIVP管):耐衝撃性に優れ、外部衝撃による破損を防ぐ。
- HT管(HTVP管):耐熱性に優れ、高温環境にも耐えることができる。
4. 塩ビ管の耐用年数
- 地中埋設される水道管や下水道管:50年以上
- 建築物内部で使用される給排水管:25年から30年程度
地中の環境は比較的安定しており、塩ビ管の耐用年数は長いですが、建築物内部では外部要因による影響が大きく、耐用年数は短くなります。
塩ビ管の種類や適用、耐用年数について正しく理解することは、設備工事やメンテナンスの計画立案において重要です。それぞれの特性を考慮し、適切な用途に使用することで、安全性や耐久性を確保することができます。
塩ビ管以外にも配管には建物に適した配管が様々あります。
多くの種類があるのでなかなか全ての配管名と用途を覚えられない社員のために
事務所には手作りの配管一覧を作り設置しました。
文章だけでなく、実際に見たり・触れたりして違いを実感してもらえるように廃材を利用しています。
ここにある配管以外も多くの種類があるので、自分でもまだまだ知らない事もあるとは思いますが
お客様にあったより良い物を提供できるように、頑張ります!
今後とも宜しくお願い致します。